こんにちは、中野カイロプラクティックオフィス 薬袋(ミナイ)です。
顎関節症でお悩みの方は多いと思います。
あごの関節やその周囲の筋肉の痛み、開口障害をおもな症状とする病気で、通常はあごが大きくて頑丈な人と、ほっそりとして華奢な人がいるように、人にはそれぞれもって生まれたあごの丈夫さがあり、顎関節症はその人のあごの耐久限界を超えるほどあごの関節や筋肉を酷使したときにおこる、というのが考え方です。
それにもかかわらず、どんな治療をしてもまったく痛みが改善せず、顎関節症の症状が何年にもわたってつづいているといった方には、
”関節や筋肉以外”の問題”もあります。
そのひとつが、
”帯状疱疹” です。
今回は、帯状疱疹について書かせていただきます。
顎関節症の原因は
顎関節症の原因はこのようなことが原因と言われています。
・義歯のかみ合わせが原因
・悪い姿勢
歯軋りや悪いかみ合わせでも、顎に負担がかかり、顎関節周囲の筋肉に異常が出たり、円板(顎の開け閉めに関係するもの)に炎症が起きたりします。
・精神的なストレス
このようなことが、原因としてあげられます。
以前は、”かみ合わせ”が原因であろうと思われていましたが、ストレスや普段の癖、生活様式などといったことも、顎関節症の原因として考えられるようになってきました。
この中でも、”うつ伏せ寝”をしていたり、高い枕等で顎に負担がかかる状態、猫背、といったことだけでなく、ストレスや激しいストレスなどで歯を食いしばることで、顎に負担がかかることもあります。
しかし、顎の筋肉や関節への負担だけでない、”顎関節症の原因” といったこともあります。
それが、帯状疱疹が原因の ”顎関節症” です。
帯状疱疹が原因の場合
帯状疱疹は、子供のころにかかった水痘(みずぼうそう)のウイルス(水痘帯状疱疹ウイルスが、神経節(神経の細胞体が集まっている場所)に潜伏し、何十年かの休眠期間を破って体の中で再び活動をはじめたためにおこる病気です。
あらゆる年齢の人がかかりますが、とくに20歳前後と60歳以上に好発します。
強い痛みと紅斑や水疱などの皮膚・粘膜症状が特徴で、体幹部におこるものがよく知られており、「おびちょう」、「胴巻き」などと呼ばれることもあります。
これらの症状は、顔面におこるものも多く、顎の近くではじまるものは、歯の痛みではじまることがあり、初期の段階では歯科医でも歯の神経の痛みと区別するのが難しいことがあります。
また、顔におこる帯状疱疹は、あとで顔面神経麻痺を起こしたり、後遺症として”帯状疱疹後神経痛”という持続性のひどい痛みがあらわれる神経痛をおこることもありますので、早期に鑑別して治療をはじめる必要があります。
帯状疱疹が、原因かな? といった方は、皮膚科や口腔外科で帯状疱疹かどうかを調べることをおすすめします。
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