耳なりと小脳の関係

こんにちは、中野カイロプラクティックオフィス   薬袋(ミナイ)です。

 

 

 

病院の検査で異常がないとか、原因がわからないと言われても、耳なりが良くならないという方は多いと思います。

耳なりの原因は、いくつか理由がありますが、

その原因として、

”脳への血流の改善”と、

”自律神経失調症”

”脳の神経による問題からくる耳なり”

といずれかの問題があります。

 

その中でも、

”脳への血流改善” ということが理由である場合は、このようなことが考えられます。

まずは、肩こりや頭痛の理由でもある、肩から頭部への筋肉のコリや張りが原因によって、耳なりが起こってしまうことが一つ。

もうひとつは、肩から頭部へかけての神経の圧迫によるものが、原因の一つとしてあげられます。

また、「自律神経の問題」は、

自律神経というのは起きているときに働く神経である、「交感神経」と、寝ているときに働く神経である「副交感神経」の2種類のバランスが崩れることによって体の調子が悪くなり、耳なりが起こってしまうことが原因です。

 

これらの問題を解決することによって、耳なりは改善することが出来ますが、

”耳なりと脳は関係あるんじゃないか” と思われている方も多いのではないでしょうか?

これらは、とても密接な関係にあります。

 

今回は、脳の仕組みと耳なりの関係について書かせていただきます。

耳なりの原因は脳に

大脳は、左右の2つの大脳半球から成り、大脳半球の表面には大脳皮質があります。

大脳皮質は、前頭葉、頭聴葉、側頭葉、後頭葉に分かれ、それぞれ特定の機能を持っています。

大脳の「側頭葉」には、音の中枢である聴覚を司る「聴覚野」があります。私たちの耳から入ってきた音の情報は、内耳から脳幹を経て、この聴覚野に届けられ、音として認識されています。

この側頭葉に、脳腫瘍や脳梗塞が生じると、聴力障害をまねいて、耳なりや難聴など、耳の聞こえに異常が生じやすくなります。

また、脳には12対の脳神経があります。片頭痛が起きるときの三叉神経の興奮が小脳や側頭葉の聴覚野に影響を及ぼし、めまいや耳なりを生じることも分かってきています。

このように脳には、めまいや耳の症状を誘発する要因がひしめき合っています。特に耳鼻咽喉科で受診してもよくならない耳なりに関しては、そのほとんどの原因が

”脳”  にあると考えられます。

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